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サマーインターン1期生より愛を込めて

2019.12.24

アドベントカレンダー2019 インターンシップ

FORCIAアドベントカレンダー2019 24日目の記事です。

こんにちは。24日目のアドベントカレンダー記事を書かせて頂きます、20卒エンジニア採用内定者の照沼です。

この記事が公開されているであろう12/24のクリスマスイブですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はおそらく精神と時の部屋にて絶賛修士論文の執筆最中だと思います。・・・早く卒業したい!

さて、技術記事が中心のこの場で何を書こうか非常に迷ったのですが、フォルシアにとって初の試みであったというサマーインターンを経由して内定を頂いた視点から、私がどのようなモチベーションでこの会社に決めたのかを、自分の備忘録兼これから就活する学生の方向けに記していければよいなと思います。

フォルシアを知ったきっかけ

きっかけは2018年のサマーインターンが始まりでした。
卒論を契機にプログラミングに触れ始めたものの、主に自然言語処理・データ整形・基礎分析のそれぞれ初等レベルのスキルセットしか持ち合わせていなかった私は、学外に出てエンジニアとしてインターンシップに参加することを恐れながらも、「日給2万×5日間」の広告に目を奪われ即決でエントリーしました。

学生はとにかくお金が無い・・・。

体験記などの詳細は私の同期がブログ記事をあげているのでこちらをご覧下さい。


個人的な感想としては、社内の膨大な顧客データに触れるなど、なかなか学内では経験できない量と質のデータを扱うことができ、とても貴重な体験をすることができた思います。また、作業過程は結構ハードであったものの、普段ゆったりとしたペースで研究している私にとっては現場でのスピード感を意識して作業できたことはとても新鮮でした。
さらにご縁があってこうして今につながっているので、人生わからないものだなあと思います。

内定承諾までの軌跡

その後早期選考に呼んで頂き、ありがたいことに内定を頂くことになりました。しかし、承諾するまでにはいろいろな葛藤がありました。おそらく承諾をするまでの間、これほどまでに自分と向き合った時間はないと思います。

1. 正解がわからない

どのような企業からであっても、早めに内定を頂けるのはとても幸せな状況だと思います。
なぜならばその企業を軸に、自分にはどういう環境が適しているのかが消去法的にわかるからです。しかし私は極度の心配性なので、当時は正直漠然と、大手企業・メガベンチャー等を志向していました。

・・・いわゆる、入ってしまえば安定かもってやつです。

しかし、その後いくつかの企業から内定を頂いたものの、しばらくの間は承諾に踏み切ることができませんでした。理由としては上記の通り、自分がどういう環境に適しているかがわからずになんとなくの選り好みで考えてしまっていたからです。

2. 何で食べていくのかをある程度絞り込まないといけない

そこでまず考えるべきは、自分が今後どういうスキルで食べていきたいのかをある程度はっきりさせておくことだと思います。

正直ここは一番考えるのがしんどいフェーズですが、ここでしっかり自分と向き合えるかが鍵になってきます。
いろいろなロールモデルを人に尋ねたりインターネットで探しながら、自分はどういう職種で食べていきたいのかを考えてみてください。ここでいうスキルはエンジニアでなくてもマーケティングであったり人事であったり様々ですし、一つに絞り込む必要はないと思います。

私の場合は自分の専門分野からの発展性を考えて、データ分析・データベース設計・アプリ設計の3つに絞りました。
判断軸としては、極度の心配性であるが故、普遍的に必要とされることに重点を置きました。これを自分に置き換えて、「自力でITサービスを設計できるような人になる」としました。

極論、会社という後ろ盾がなくても自力で価値を発揮できる人間になろうという考えのものです。ここで、本当の意味での心配性・安定志向の自分が強く表れたと思います。

3. 自分がどういう環境で活きるのかを考える

次に考えるべきなのは、仮に先述のスキルを磨くことができる環境が見つかったとして、果たして本当に自分がそこで目論見通り成長していけるのか、についてです。

いわゆる社風との相性というものなのですが、いまいちぼんやりしていて学生には現実味のないものに聞こえますよね。
なので、ここで必要になってくるのは、自分が何に起因して成長しているのかを過去の経験に基づいてきちんと考えることです。

私の場合は、一番楽しかったサークル活動での経験や、反対に一番辛かった研究室生活の経験を中心にエッセンスを抽出して考えました。

ポジティブな状態になれるのはどういうときか、逆に気持ち的にはネガティブだけどなんとか頑張れたあのときはどういう状態だったのかをきちんと内的状況・外的状況共に言語化しておくことで、初めて社風の話が現実味のあるものになるのではないかと思います。

ここでいよいよ社風についての情報をインプットするフェーズに入ります。

これについてはひたすら自分が興味関心のある企業の社員の方に会うしかありません。人間関係・評価基準・「ぶっちゃけた話、ここがまだまだだよ」な話、など失礼を承知でガンガン質問しましょう(ただし、お会いする企業・社員の方に対するリスペクトは忘れずに!)。

いろいろな方と会う過程でどんどん比較を重ねていくことによって、自然とこういう風な人になりたい、というロールモデルができ上がってくると思います。ある種これは今の自分と社風をつなぐ自分の理想像だと思います。

私自身、本当に迷惑なのではないかというくらいに、いろいろな企業の方に何回も会いに行ってお話をしました。ただそのおかげで、求めるスキルセット・自分に向いていると思われる職場環境・なりたい人物像を見つけることができたと思っています。

就活中にお時間を割いて頂いた皆様にはこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

結論

こうして書き連ねると1〜3はとても首尾良く進んだように見えますが、実際は人に会いながらグルグルと何回も行ったり来たりを繰り返しました。

この泥臭さが大事です。頑張ってください。

フォルシアを選んだ理由

結論を書くと、内定承諾理由としてはここまで私が述べた、自分の求める条件がここフォルシアによく当てはまっていたからというとてもシンプルなものです。

具体的には、まずエンジニアリングに関する点が挙げられます。データ分析を勉強してきた身としては分析だけでなく、データの前処理の技術やデータを取得する技術にも興味があります。
その点フォルシアでは、検索プラットフォームSpookを基盤にして他にはない幅広い種類のデータを扱っているため、そこから同上の技術を磨くことが可能で、なおかつその結果をフロントエンドに反映させられる点がよいなと思いました。

他には、社風に関する点として、自分が見てきた同規模の企業ではあまり感じることができなかった温かさや、実直に努力している人を大切にする職場の雰囲気の良さ。
また、自分の理想とする人物像に関する点として、目先にとらわれず本質的に課題に取り組むことで全体的な解決を目指す聡明な方々に溢れている、ということが挙げられます。

五感をフル活用して自分の居場所を探す

上述した3つの理由(エンジニアリング・社風・人物像)が、私がフォルシアの内定を承諾した主な理由です。

このように一つひとつの要因を精査して自分の行きたい企業を選んでください。しかし、しっかりと精査して企業を絞り切った上でまだ迷うようであれば、残る考案材料として、私は「ご自身の直感」がよいと思います。直感は自分がなんとなく感じているけれど言語化し切れていない要因の塊から形成されるものなので、そこから納得のいく選択への手助けができるのではないかと思います。
直感を形成するものには、音楽の趣味が合う人が多い・話しやすい人がいる・技術的に優れた人がいる等、様々な要因があると思います。

正直、私自身まだ言語化し切れていないけれどもとりあえず何かがよいな、と思ってしまっている部分も多少はあります。

ですが、大事なのは自分の新しい居場所を探す感覚です。例えるなら最初は嫌だった学校だけど、卒業するときには名残惜しくなるくらい自分にとって愛おしい組織になっているあの感じです。

五感をフル活用して見定めてください、きっと自分にぴったりの組織が見つかるはずです。

承諾してから現在、結び

フォルシアの先輩社員方には、承諾する前はもちろんのこと、承諾した後も密に関わってくださり、変わらずよくして頂いています。

また、現在は長期インターンとして、担当ウェブサイトのアクセスログを解析することにより同サイトのUX/UI改善していくというプロジェクトに参加しており、微力ながら少しずつ会社の技術に触れさせて頂いている段階です。

最後になりましたが、就活には100%完璧な答えはありません。大切なのはいかに自分が選んだ道を正解(自分の理想の人生)に近づけられるかで、そのための最も効率の良い戦い場所を探すことが就活、ひいては人生のゴールだと私は思っています。

・・・とまあ非常に長くなってしまいましたがまだまだ書き切れないことはたくさんあるので、もし何か聞きたいことがある人は直接お話ししましょう(笑)!

私はもともと就活に対してあまりやる気はない方で、どうすればよいかわからず途方に暮れていた人間でしたが、自分の人生の舵を自分で切るために努力するのだという考え方をもってから、自然と足が動くようになりました。

この記事を読んでくださった方の人生が少しでも今より良い方に向くことを心から願っております。メリークリスマス!

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この記事を書いた人

照沼 大樹

2020年にエンジニアとして新卒入社予定。

大学院の専攻はビッグデータ解析。趣味でバンドをやっています。