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現場での経験が成長を加速させる 若手が活躍するフォルシア技術部の教育現場

2018.12.20

アドベントカレンダー2018 エンジニア 採用活動 研修・成長支援

FORCIAアドベントカレンダー2018 20日目の記事です。

技術本部の島本です。技術本部の教育チームで若手の教育にも関わっています。

フォルシアのエンジニアは3分の2が新卒入社のため、新卒エンジニアの成長が会社を支えていると言っても過言ではありません。今回は、若手が活躍するフォルシアの教育に関して紹介します。

新人研修内容

フォルシアでは4月に入社した新卒社員全体への研修が2ヶ月程あります。その中で技術部、営業部、システム部(インフラやシスアド業務を担当する部署)、業務部(バックオフィス業務を担当する部署)の各部署でOJTを行います。その後、各人の配属先の部署に仮配属しさらに2ヶ月程研修を受けます。

フォルシアは新卒採用時に人柄を重視しており、プログラミングの経験が浅くても採用する方針を採っています。そのため、仮配属の研修ではHTML、CSS、JavaScript、SQLなどのWEBの基礎から学べる約20本の講義やコーディングの課題でWEBの知識をキャッチアップします。さらに、研修のメインである「検索プラットフォームSpook」を用いた簡易検索アプリの開発を通して検索アプリの仕組みやSpookの設計思想を学び、研修の2ヶ月で商用のアプリを扱えるレベルに成長します。進捗が早い人は社内のツール開発や顧客業務などの本配属後にアサインされる仕事を前倒しで取り組みます。

メンターおよび先輩からのフォロー

仮配属の期間は新卒エンジニアにはメンターが二人ずつ付き、日々質問・相談ができます。第一メンターには2年目のエンジニアをアサインし、新卒へのフォローだけでなく教える側の成長も狙っています。第二メンターには3年目以降のエンジニアをアサインすることで新人・第一メンターのどちらもフォロー出来る体制を取っています。
また、slackの「質問チャンネル」で質問すればメンター以外からもすぐにリアクションをもらえます。直接質問しても優しく教えてくれる先輩達ばかりです。
さらに、研修中の思考の整理や日報用にslackに「各人の個人チャンネル」を作るのですが、そこに疑問などを独り言のようにつぶやくと色んな人がコメントをくれフォローしてくれます。また、先輩方のチャンネルを覗くと色々なやり取りを見ることができ、勉強になります。

現場での経験が成長を加速させる

仮配属後は複数の顧客チームを束ねたユニットに配属され、いずれかの顧客の運用保守や開発の仕事がアサインされます。顧客からの問い合わせの調査、軽微な修正から始まり、少しずつ規模の大きな案件をアサインされていきます。コーディングや顧客とのコミュニケーションは先輩の後ろ姿を見ながら学び、実践したことに対して先輩達からのフィードバックを受けてどんどん成長していきます。
実力のある人には年次に関係なく、よりレベルの高い案件が任され、チャレンジしながら成長していくのがフォルシアスタイルです。そのため、1年目から新規アプリの開発にアサインされる人もいます。フォルシアでは、現場の緊張感の中での経験こそが成長を促進させると考えており、現場での仕事に参加できるレベルにより早く成長するために研修を用意しています。

5年前のフォルシアの教育

フォルシアでは1人のエンジニアがDB、サーバ、クライアントと非常に幅広い範囲を担当します。その一方で、入社時のエンジニアとしてのスキルを必須としていないため、よほど手厚いサポート体制があるのだろうと思われるかもしれませんが、ここまで整ったのはここ最近のことです。
私が新卒入社した2013年当時は教育チームが出来たてで、エンジニア用の研修がほとんどない状況でした。配属先のチームでも新人の受け入れの経験がないため「教育する」という意識はあまりなかったのではと思います。リソースの余裕も少なかったためいきなり超難度の高い案件を任されたり逆に単純作業をひたすら渡されるなど、成長に適した状況でないこともありました。もちろん、個々人でスキルを身につけて這い上がっていく気概は重要ですが、プログラム初心者であった私は教育の充実化の重要性を訴え教育チームにジョインし、教育の改善に取り組んできました。まずは、フォルシアのエンジニアに必要な能力をスキルマップに整理し、各項目を習得するための講義や課題を作りました。超基礎的なこともカバーするためにdotinstallを取り入れたり、高速検索のノウハウを学ぶためのSQLチューニング課題を作るなど、毎年少しずつ研修でカバー出来る範囲を広げてきました。

フォルシアの教育の変化

ここ5年ほどのフォルシアの教育で最も良くなったことは、

「 技術部全体で新人育成のフォロー」ができるようになってきたこと

だと思います。

フォルシアの新卒は今年で8期目となり、研修を受けた新卒が翌年さらにその翌年の新卒をフォローするというように、フォロー体制が厚くなっています。配属後もユニット内の複数人でフォローをし、幅広い案件を経験出来るようなアサインをするなど、新人の成長への意識が強くなってきています。
若手に対して実施したヒアリングでは改善点の指摘も受けますが、それだけでなく多くのメンバーから「手厚くフォローされている実感がある」等の感想が出てきており、フォルシアの教育が改善されいるのを実感しています。

さいごに

フォルシアのエンジニアは幅広い能力が求められますが、技術のキャッチアップは入社後にいくらでも出来ます。フォルシアに興味を持っていただけましたら採用情報をご覧ください。

この記事を書いた人

島本晃平

2013年新卒入社 エンジニア
大手旅行会社の検索サイト開発および技術部教育を担当。
最近は生活にGO WILD(https://www.amazon.co.jp/dp/4140816619)を取り込むことにハマっている。